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9月22日(火)
今日は哲が私の家に来てくれた。
妊娠している私を労ってくれて、私はすごい嬉しかった。
そのまま彼と談笑したり、昼食をとったりして過ごしていたら、昨日みたいにうるさくインターホンが鳴って、面倒くさそうだったけど、哲が出てくれた。
そしたらそこにいたのは桃香で、哲に抱きついてきた。
私はわけがわからなくてそのまま傍観してた。
桃香が怒った様子で哲から離れると私に向かってきて、手には果物ナイフみたいなものを持っていて、桃香は私にそれを向けると、「あんたの腹を開いてやる」って言った。
哲が慌てて桃香を後ろから羽交い締めにして止めたけど、桃香は哲の腕を振り解いてナイフをまた突きつけてきた。
私は怖くて泣いてしまった。わめくんじゃないって桃香に言われて、もっと涙が溢れてきた。
哲たすけて!って叫んだと同時にナイフが振り下ろされて、私は目を瞑ったんだけど、くるはずの衝撃が来なくて恐る恐る目を開いたら、そこには血だらけの雄治がいて、びっくりした。
開きっぱなしだったドアから入ってきたようで、哲と私は唖然としてその光景を見つめてた。
桃香が焦ったようにその場から逃げようとしたから、哲が桃香の手首を掴んで、警察に通報した。
雄治は幸い、急所は外れたみたいで暫く入院するだけで済んだみたい。
私のせいでこんな怪我を負わせてしまった…。
泣きそうになった私を哲が抱きしめてくれた。
桃香は刑務所行き。
あんな子、捕まって当然よね。私の哲に近付いて、それも懲りずに私を殺そうとしたんだもの。
ばっかみたーい。
今日は昨日よりどたばたしちゃったな。
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