おっかけなんかいらないから。

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「先輩は俺の憧れなんです!!」 そんなことキラキラした目で僕を見上げながら言われても… 「あ…あのですねぇ、ここがどこだか分かってますか?」 ここはみなが集まる大食堂で、今はまさにピークの混み具合。 やたらデカい声でいってくれたもんだから周りの視線がビシバシ痛くささる。 しかしこのちっちゃい彼は全く気にしてないのか、相変わらずニコニコしたままだ。 「分かってます☆ でも…こういう時じゃないと先輩に話しかけられないんで。」 ん~… 言ってることも分からないでもないけど… 僕は周りの好奇の目に耐え兼ねて食堂を後にした。
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