おっかけなんかいらないから。

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林原学園・二年 甲斐平 周雅 カイヒラ シュウガ 多分学園でこの方を知らない人はいない。 親が理事長だかなんだか知らないけど、とりあえず金持ちで頭が良くてさらに見た目だって良くて… 全てが完ぺきな王子様みたいなお方だ。 男女の比率が7:3なこの学園の、貴重な女の子のほとんどが彼に熱い視線を送る。 いや、男でも見とれるくらい綺麗なお方なんだ! あ、俺? 一年の浅香 来斗。(アサカ ライト) いたって普通の野郎です。 そんな俺の今一番のハマりは、そう!! 甲斐平先輩☆ めっちゃイケメンで優しくてモテモテなのに女の子達には手を出さない。 その姿はまさにジェントルマン! カッコいい~☆☆ 俺もあんな人になりたい~☆☆ でも、俺みたいなやつが簡単に先輩に近付けるわけじゃない。 いつも女の子が群がってるし、ほかの先輩方も一緒にいるし… だけど、あの時は先輩が1人で食堂に来たから…… つい… 言っちゃった。 先輩は何も言わずに出て行ってしまったけど、憧れの先輩に話しかけれて俺は感無量…☆☆ はぁ~… あんなイケメンになりたーい!!
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