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第7ケイジの上から冷徹な視線で見下ろすゲンドウ。シンジの顔には不安と戸惑いの表情が色濃く表れていた。
シンジ「僕がこれに乗って、さっきのと戦えっていうの?」
ゲンドウ「そうだ」
シンジ「やだよ!何を今更なんだよ。父さんは僕がいらないんじゃなかったの?」
ゲンドウ「必要だから呼んだまでだ」
シンジ「何故、僕なの?」
ゲンドウ「他の人間には無理だからな」
シンジ「見たことも聞いたこともないのに、出来るわけないよ!」
ゲンドウ「説明を受けろ」
シンジ「…そんな…出来っこないよ!こんなの乗れるわけないよ!」
ゲンドウ「乗るなら早くしろ!でなければ帰れ!」
シンジ「……」
ミサト「シンジ君、何のためにここに来たの?ダメよ逃げちゃ、お父さんから…何よりも自分から!」
シンジ「分かってるよ…でも、出来るわけないよ!」
シンジはミサトから視線を外し、俯いたまま動かなかった。
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