─合格─

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「それじゃ、母さん行ってくる・・・」 「えぇ、いってらっしゃい」 「なぁ母さん、ごめんな」 ゼルラは、玄関のドアノブに手をかけ呟く程度に言う。 「何がぁ?」 「いや、得たいも知れない俺を拾ってくれたうえにこんな尽くしてくれて・・・・ わざわざ、一緒に住むために一軒家建てたのにもし受かったら、一緒に暮らせないし・・・・・・ とか、思ってな」 最後に顔だけ振り替えってニッと笑った。 『キュン死にしちゃうじゃない/////そんな笑顔・・・・』 「気にしないで・・・・・お金は、いっぱい有るんだからね! それより私こそごめんなさい・・・・」 「何で母さんが謝んの?」 母は、深刻な顔をしていた。 「私がもっと栄養に気を付けなかったから、身長が・・・・・・」 ズコッとゼルラは、転ける。 「もう、いぃよッ!!!!行ってくるからなぁ」 ゼルラは、駆け出した。 誰も居なくなった家に母は1人呟く。 「ホント、カッコイイのに・・・・・・・ 身長147cmって・・・・・ ブッ!!!!!アハハハハハッ」 笑いが響き渡った。
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