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用を足し終わった竜也を連れて、ベッドに戻った。
枕元には鳴り続けてる俺の携帯と竜也の携帯。
「あ…」
竜也の瞳が携帯を捉えた。
その瞬間に鞭を打ちつける。
「出ようとした…?」
「してなっ…痛ッ!」
鳴り続けている2つの携帯を壁に目掛けて投げる。
――ガン
壁に当たった携帯は真っ二つに割れて静かになった。
「竜也、ここがどこか解る?」
「…俺と…ゆ、ういちの家…」
「そう、良い子だね。」
片手で髪の毛を撫でる。
やっぱり、ギシギシだ。
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