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女子高に入ったのは気紛れ。
後は女子のドロドロした世界が面白いから。
「秋坂~あんたムカつく」
「てか坂本もうざいけど」
ほら、今日も今日とて中学からのあたしの玩具で遊ぼうとする不届き者が居る
「あっれぇ~?坂上じゃん。ねぇ、あたしの大事な友達に何してるわけ~?」
笑顔で問えば馬鹿な女達は一歩後ずさった。
「ねぇ~ほら、答えてよ」
笑顔であたしはそのまま女達に近づいて行く。
「うっ・・・」
「桂・・・涼子・・・」
そうあたしの名前は桂涼子
「あんた達、死にたいの?」
あたしの兄は暴走族攘夷の総長。
そしてあたしはその総長の妹で次期総長。
「ほら・・・来なさいよ」
これがあたしがクラスから浮く理由。
「やっ・・・やだぁ~」
「冗談に決まってるでしょう?」
「なら良いの☆」
馬鹿な女はあたしの機嫌を損ねないうちにさっさと自分の席へと行った。
「雪音大丈夫~?」
「誰が友達?」
あたしの問いに雪音は他の問いを投げ掛ける。
「あっれぇ~?駄目?」
「はぁ~」
深い溜息。
雪音は心底人との関わりを嫌う。
砂奈は静かな人の場所を好む。
あたしは・・・
強い者、面白い者が大好き。
妙なトライアングルはずっと続く。
多分卒業するまであたしはこの2人に飽きる事は無いだろうから。
そう・・・思ってた。
「実は1週間後~男子校と合併しま~す」
あの言葉を聞くまでは
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