143人が本棚に入れています
本棚に追加
共学になった男子校に初めて女子が通う日。
その日、沖田総悟は銀時の言い付け通りに校門の前で女子達のランクをメモ用紙に付けていた。
そんな沖田の前を通りすがる女子。
3人の女子に沖田は目を奪われた。
灰色の髪、金髪、そして漆黒の髪。
顔はSランク。
スタイルも同じくSランク。
沖田はこれは凄い収穫だと早速銀時に報告しに行った。
「へぇ~そんな凄い女の子が3人も!?それは良いね」
銀時は満面の笑みを浮かべる。
そんな銀時を尻目に土方は鞄から取り出したパチンコ特集を見ていた。
「トシ~ど~?新台入れ替えの店に昨日行ったんでしょ~?」
銀時は土方に話しかける。
「あぁ・・・儲かった。」
「そりゃあ良かった。じゃあ今日はお小遣い要らないよねぇ?」
銀時は笑った。
土方は「あぁ」と呟く。
この2人が仲良くなった理由は1つ。
後輩に知り合いが多い土方を丸め込めば銀時の支配域は拡大する。
そして土方は銀時の有り余った財力のお陰で好きな事が存分にできる。
まぁ・・・これが友情だと言うのはこの2人だけの感覚だろうが。
「早く僕も先輩達と同じ高校に行きたいでさぁ」
沖田は笑って空を見上げた。
最初のコメントを投稿しよう!