プロローグ

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中学の入学式、全ては変り始めた。 「先輩~寂しくなりやすねぃ」 「な~に?総ちゃんって本当俺が好きだね。」 軽いノリの銀髪の少年。 「当たり前でさぁ。僕は先輩の狂犬ですから」 栗色の髪の年下くらいの少年。 「あれ?忠犬じゃなくて?」 見たことのある2人の少年。 「そうでさぁ、僕は先輩に会うまで飼い主を咬み潰す程の野犬でしたから」 ‘今’では無く‘過去’ ‘現世’では無く‘前世’ 「中学でも支配するんでしょう?」 何故? 「あぁ、もっと面白くなるだろうなぁ・・・小学校よりよぉ」 何故、再会した? ドンッ 「あっ、悪い。」 ぶつかった相手の顔を見て、また俺は固まった。 「い、いえ。」 何が起こっている? 「すまないな。」 何故、3人も知っている人間と会ってしまった? 「大丈夫です。」 ふと見ればこちらに近づく2人の少年。 「不良は後回しですかい?」 「あぁ、最初は真面目そうな奴等から」 「あれはどうです?」 「良いねぇ」 爽やかな笑顔で近づいてくる。 「お~い君達、新入生だよねぇ?」 運命が今変り始めた。
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