珠璃とオトンと時々政にぃ~

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父「天狼、疾風。お前達は珠璃を連れてこの先の森へ進め。そこにある術を施しておいた。その術でこの時代から出るんだ」 疾「はぁ!?どうゆーことですか!?」 天「タイムスリップ・・・ですか」 疾「マジかよ!?」 母「えぇ。この子を守るには・・・これしか方法がないのよ。お願い疾風!天狼!この子を連れて早く!」 疾「・・・分かりました・・・姫は守る!。行くゼ、天狼!」 天「・・・分かりました。お二人共・・・どうかご無事で・・・・」 今生の別れになることを察した天狼は言葉を詰まらせる。 父「その時代でお前達は最初に右目に眼帯をした男と頬に傷のある男に出会う。その人達は必ず珠璃やお前達の力になってくれるはずだ」 天狼と疾風は頷いた。 珠璃の両親は眠ってる我が子を1度抱きしめ、そして天狼に預けた。 父「さぁ、2人共早く行くんだ!!」 天狼と疾風は顔を見合せ頷き、2人に頭を下げると後ろを振り向かず走り出した。 母「・・・後はあの娘がきっと珠璃の助けとなってくれるわ」 父「あぁ。必ず」 2人は寄り添い、珠璃達が消えていった方角を優しい笑顔で見つめた。 両親「「私達の可愛い娘。幸せになれ(ってね)」」 その言葉が合図の様に、爆音と共にその場所が爆風に吹き飛ばされた。
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