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城に帰ってきてから一週間、今だ幼子はその目を開けない。
小十郎は、心配な面持ちで今日も幼子の傍らに居る。
小「何時になったら目を開けてくれるんだ」
ボソリと小十郎が呟くと政宗が部屋へ入って来た。
政「・・・小十郎。少し話がある。いーか?」
小「政宗様・・・。はい。すぐ行きます」
小十郎は幼子の傍を離れ、政宗の元に急ぎ、部屋を後にした。すると人がいないハズなのに人の声がし始めた。
?(我が主は何故、目を開けない天狼!?)
天(落ち着け、疾風。姫様の神気が満ちた。じきに目を覚ます)
疾(それは本当か!?)
天(えぇ)
2人?が話をしていると、少女がモゾモゾと動き目を覚ました。
天・疾((姫(様)!!))
目を覚ました幼子の前には、白い狼と白い鷹が居た。
少女『・・・・・・・?』
少女はコテンと首を傾げて狼と鷹を見た。
天・疾((か、かわぃー///))
《お前らロリ((黙れ!!(殺)))ハイ・・・》
天(我らはあなたに仕える神獣です。私の名前は天狼-テンロウ-と申します)
白い狼が頭を下げ、して、少女の肩に白い鷹が降りた。
疾(俺の名前は疾風-ハヤテ-だ!よろしくな!姫!)
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