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「―――よっぽど、好きなんですね」
「え?」
「エレナさんのコト」
「えっ!?」
さっきからそわそわと落ち着かないエルダは、ティナの一言に顔を真っ赤にさせた。
顔が火照る。
恥ずかしさで、燃えるくらいに熱い。
「なっ……っ。何、言ってるんですか!」
声を裏返しながら、しどろもどろになってそう答える。
ティナは口に手をあて、可笑しそうに笑った。
「見ていれば分かります。エレナさんのことを一番に考え、いたわっているのが」
「そっ、そんなの理由になりません!」
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