すれ違う三つ

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「―――よっぽど、好きなんですね」 「え?」 「エレナさんのコト」 「えっ!?」 さっきからそわそわと落ち着かないエルダは、ティナの一言に顔を真っ赤にさせた。 顔が火照る。 恥ずかしさで、燃えるくらいに熱い。 「なっ……っ。何、言ってるんですか!」 声を裏返しながら、しどろもどろになってそう答える。 ティナは口に手をあて、可笑しそうに笑った。 「見ていれば分かります。エレナさんのことを一番に考え、いたわっているのが」 「そっ、そんなの理由になりません!」 .
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