序章

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「────行ってきます。王家第西の契約者として。そして────」 寂しさを滲ませた瞳をしている筈なのに、エレナは微笑しているように見えた。 そんなエレナは、力強くて────……。 「“戦いの姫君”の名に懸けて」 アンヌの淡い青色の瞳に、とても美しく映ったのだ。 .
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