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当然のように車道側を歩いているカイトは見るからに慌てて首を振った。 カイトがさりげなく、重たい方の荷物を持っていることも知っている。 だからこそ、その慌て様がおかしくて小さく笑った。 「めーちゃん?」 「なんでもないわ」 カイトは僅かに首を傾げて、でもいつも通り、へにゃりと力の抜ける笑みを浮かべた。
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