第2章 導かれし出会い

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?「いってぇな! 何しやがる!」 青年「ずいぶんと傲慢だね。 君は何の権利があってこんな事をするんだい?」 ?「テメーには関係な……」 青年「何の権利があるんだ?」 青年の気迫に気圧されした男はそそくさと逃げていった。 青年「やれやれ……なぜああいう輩が減らないのかねぇ……」 ため息をつき真とシルバーへと近付く。 真「……」 青年「大丈夫、心配いらない。 私は明人『矢追 明人』(やおい あきと)。 これでも獣医だ。」 そういってシルバーの手当てを始める。 明人「よかった、骨や臓器に異常はない。 打撲傷のみだ。」 それを聞き安堵の表情を浮かべた真だったが、すぐに表情が曇る。 明人「どうしたんだい?」 真「俺のせいでシルバーがこんな目にあって…… 俺の所に来なければこんな目にあう事はなくて幸せだったのに……」 とうつむく真に対して明人は……
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