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明人「果たしてそうかな?」
と言いさらに続ける。
明人「シルバーを見てごらん?
自分があんな目にあって痛いだろうに、それなのにずっと君の方を見て気に掛けてる。
この行動を見れば、どれだけ大事に育てられてきたかよく分かるよ。」
真「でも……」
明人「幸せかどうかを決めるのは他でもないシルバー自身だよ。」
そう言ってシルバーに顔を近付け。
明人「君は他の飼い主に貰われたいかい?」
と問い掛ける。
するとシルバーは寂しそうに「クゥン……」と鳴き真を見る。
まるで「行きたくない」と言ってるかのようだった。
明人「な?シルバーは君と一緒がいいんだ。
大好きな主人と一緒にいられる、これほど幸せな事はないんじゃないかな?」
真「そう……ですね。
明人先生、ありがとうございます。」
と頭を下げる。
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