第3章 第一歩

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月日は流れ、真が立っているのは一件の家の前。 その看板にはこう書いてあった。 『矢追動物診療所』 ・ ・ ・ 真「失礼します。」 明人「いらっしゃ……おお、真君じゃないか。」 カルテに目を通していた明人が振り向く。 明人「今日は一人で来たのかい?」 真「はい、今日はシルバーの診察に来たんじゃなくて、先生にお願いがあってきました。」 明人「お願い?」 真は頷き…… 真「俺をココで働かせてください!」 明人「ココで? 本気かい?」 真「もちろんです。 あれから一生懸命獣医になる為に勉強してきました。 ぜひ先生の手伝いがしたいんです。」 「うーむ……」と考える明人。 真「お願いします!」 そう言って頭を下げる真。 すると……
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