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真「ふぃー……走った走った……」
ベンチに腰掛け一息つく真。
シルバーもその足元で伏せて一休みしていた。
真「シルバー、少しは加減しろよな……
付いてく方も楽じゃないんだからな?」
シルバー「ワン!」
真「『だらしない』って言いたいのか?このっ!」
シルバーの頭をグシャグシャと撫でる。
真「さて、そろそろ帰るか。」
シルバー「ワウッ!」
と真がベンチから立ち上がると……
?「君、『天翔 真』君?」
真「はい?そうですけ……っ!」
真が振り向き答えた瞬間、殴り飛ばされた。
真「ってー……いきなり何するんだ!」
?「いっちょまえに歯向かうのか?『人殺し』。」
真「くっ……」
真の表情が一層険しくなる。
『人殺し』……あの時ゴシップ紙がこぞって真をそう書いていた。
真にとっては触れられたくない傷である。
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