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今日から新学期になり僕達も二年になります。新しい季節になり…
「フヒャヒャヒャヒャ!村山ぁ!今年の新学期こそ理想の彼女を作るぞ!うぇ~い!!」
木村君は相変わらずの絡みづらさです。ホントに死ねば…おっとつい本音が。
「ボブ子さんのような恋人をまた作るんですか?」
「……勘弁して。」
彼にも拭えきれない思い出があるのです。あの頃の木村君は死を目前とした犬の様な目でしたからね。
「村山」
「なんでしょう?」
「俺の名前を言ってみろ」
ジャギですか?今の木村君は北斗の拳の雑魚の様な絵面です。
「……木村君です。」
「そうだ!俺は木村だ!俺に不可能なことなんてない!新学期、それはクラス替えにより新たな出会いが起こる一年に一回のディスティニーイベント!これを逃す手はあるまい!」
全くこの人はそんなことしか考えることができないんですかねぇ。今後の人生が不安になりますよ。
とにかく学校に向かいました。あと木村君、バレエ選手みたいな動きしないでください。周りの視線が…
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