遊園地と追跡者

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~小凪 視点~ 朝、目覚めは快調。寝癖も直したし…、メイクも多分OK。 うん!よし。 午前7時半。時間も余裕がある。今日は村山君と二人っきりでのデ……じゃない。あっ、遊ぶのよ!! 一人興奮を抑えられないまま私は遊園地をとても楽しみにしていた。 だってこんなチャンス二度と無いかもしれないじゃない! 昨日は興奮が強くて眠れなかったし……、やっぱり私は村山君のことが好きなんだと実感した。 彼と出会って3ヶ月。最初のころは気になる人だったけど…、一緒に話す機会が多くなるにつれてもっと仲良くなりたい。一緒にいたいという気持ちが強くなった。 うん、決めた!今日、チャンスがあったら……告白しよう!!多分、今日できなきゃ一生できない気がしたから。 「お母さん!行ってまいります!!」 「どうしたの小凪?そんな軍隊の人みたいな言い方して」 あはは。と笑う母をよそに私は気合を入れて家を後にするのだった。
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