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~小凪 視点~
いきなり最初から大恥を掻いてしまったわ…。ホント、約束の時間に遅れるなんて…ああ!私って最低な女!!
自分の情けなさを責めてしまう。本当に大事な日なのに…。
「小凪さん」
「へ?あ…な、何かな?」
「遅刻の事は大丈夫ですよ。全然気にしてないので。せっかく来たんですから楽しみましょう。」
……もう自分でもわかるくらい心臓がドキドキしている。ホント、村山君ていい人…。
…そうね凹んでたってしかたない。せっかく村山君と一緒にいるんだから楽しまないと!
「う、うん!じゃ、じゃあ村山君!最初はコーヒーカップなんてどうかな?」
「いいですね。では行きましょうか」
私と村山君はコーヒーカップのアトラクション向かって歩を進めた。
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