遊園地と追跡者

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「ごごご、ごめん村山君!大丈夫!?」 「いや…ははは、なかなかエキサイティングでし…うぷっ!」 終わった後に冷静になった私はとても慌てふためいていた。村山君は今にもリバースしてしまいそうな様子になってしまっている。 全く私は短気な人間だ。折角のデートなのに…、嫌われてしまっただろうか? 「ふう、大分楽になりました。小凪さん。次はどこに行きましょうか?」 「あ、ええと…。ジェ、ジェットコースターとかどうかな?」 特にアトラクションの順番の予定を考えてなかったので咄嗟にジェットコースターへと私たちは向かうことになった。 「ねーねー、お人形さん。どうしたの?」 「ふ…、坊や。知ってるかい?コーヒーカップにはね。普段僕たちには見えない世界があるんだよ」 「どーゆーの?おとぎの国?」 「…目の前が今日食べた朝食とある液体が混ざった世界でいっぱいになるんだよ」 「よくわかないや」 「っていうかね。今、顔中にその液体に掛かっているんだよ。そしてその臭いでさらにやられ、エンドレスに続く…。つまりは顔どころか現在は腹のあたりまで…」 「ママー、お人形さんの首から何か垂れてるよー」 「……燃え尽きたぜ。真っ黄色にな」
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