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～小凪 視点～
さっきまで村山君と話していたはずなのに…、どこ行っちゃったのかしら
「村山く～ん！！」
大声で呼びかけるが返事がない。どっ、どうしよう…。順番もう来たのに…。しょうがない、一旦出よう。
「次の方！どうぞ～！」
「あっ、あの！私一旦
「ゲロゲロリ！まぁまぁお嬢さん吾輩と一緒に絶叫を楽しもうではありませぬか」
ひえ！？な、ななな…何なのよこいつ！カエル?の顔で身のこなしバッチリのスーツを着てる……。
どう考えたって頭おかしい奴だわ！
「いやいや、私は一緒に来てる人がいるんで…」
ビクビクしながらカエル?に話す。こんな格好してるやつと隣の席なんてまっぴらゴメンよ！
「まぁまぁ、いいではありませぬ…か！」
ドンッ！
「ひゃっ！？」
強引に背中を押されてしまい
「はい、ここまでで～す」
…逃げられなくなってしまった。
も～！何なのよこいつ！一緒にいたから私も周りの人に冷たい視線を浴びたじゃない！
…それに本当に村山君、どこ行っちゃったんだろうか?
私は渋々乗るしかなかった。
「ゲ～ロゲロゲロゲロゲロ！！」
…うう、気色悪い！！
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