第二章:学校とテスト

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「言うのを忘れてました。てへっ!」 「まっまじですか?てかどうして?」 メイドさんは照れくさそうに答える。 「私まだ16歳ですし、それに…いままで、ずーぅとメイドの教育を受けてきたので学校はいったことが無いんです。だから学校にいこうと思いました。もちろん学校には許可を貰いました。」 「そっそうなんだ」 メイドって大変なんだなぁ… 10分後……白鳥文化高校に着き、メイドさんは編入手続きをするため職員室にいった。この白鳥文化高校は全校生徒350人で普通科と社会科の二つにわかれており、俺は普通科の生徒である。ちなみに2年2組になった。 教室に着き自分の席についた。ラッキーな事に窓際の1番後ろの席だった。 「朝、起きるの早かったからチャイムなるまで寝るかな。」 ドダダダ!ガララ! 教室のドアを開けた音。 「隼人発見だす!!」 このでっかい声は俺の友達の鈴木一郎だ。あれっ、と思う人がいても俺は気にしない。世の中同じ名前はたくさんいるからなぁ。 一郎は俺の目の前に立っていた。 「今年も同じクラスやなーこれで小学校から11年間同じゃきん!うれしいでっしゃ。」 俺は椅子に座り直した。 「お前は歳とるごとに標準語がおかしくなってきてるな」 「それはおいといてビックニュースじゃ!このクラスに海外から転校生がくるんだと」 「ふーんそうなんだ」 何処から聞いたんだコイツは。
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