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ガララ!(教室の戸が開いた音。)
「オラー!お前ら席につけー!」
いかにも体育会系の先生。男子の体育担当で今年のクラス担任の鬼瓦静夫先生である。ちなみに36歳独身。
「今年の担任も去年と同じかよ」
俺はがっかりした。くそー若い女の先生がよかったのにと思った。
しかし、クラスのみんなは担任の事より転入生の事で目を光らせていた。
鬼瓦は一度咳ばらいをしたのち、転入生の話を切り出した。
「えー、今日からうちのクラスで勉強することとなった転入生を紹介する。佐倉入ってこい」
ガララ!(教室の戸が開いた音)
「失礼します。」
と言いメイドさんんは入ってきた。
クラス中がざわつく
「皆さんはじめまして、佐倉琴音といいます。どうかよろしくお願いします。」
よくあるパターンだなと俺は思った。
またクラス中がざわつく
「オラー!お前ら静かにしろ!」
鬼瓦の一言で静かになった。さすが独身!お固い頭だ。
「佐倉!お前は神山の隣に座れ」
メイドさんは一礼すると、俺の横にきた。
「よろしくお願いします。えーっと…隼人くん!」
「こちらこそよろしく。琴音さん」
メイドさんは笑顔で座る。
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