第二章:学校とテスト

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琴音人気は一週間立っても止まらず、朝から放課後まで男女とわず人だかりがあった。 琴音ちゃーん! 趣味は何ー? ガリガリくんで当たったことあるー!?etc. ざわつく琴音の隣の席で俺は机とにらめっこをずーっとしている。 「あーもうやだー!机とにらめっこするのは…あっ、ドナルドの顔みてーな傷だー…こっちはピカチュウの顔だー…。」 キーンコーン!カーンコーン!休み時間終了のチャイム。 チャイムがなると人だかりは一斉に花火のように散っていく。 「ふぃー、疲れました。あっ隼人くん大丈夫ですか?」 メイドさんは俺以上に大変そうだ。 「あー大丈夫だ。琴音こそ大丈夫か?」 俺は机から顔を離し琴音に目をやる。 「私は、大丈夫ですよ。それにしても毎時間、うじ虫みたいに現れるの何とかならないですかね?」 琴音は机の中から数学Ⅱの教科書を出しながら答えた。 「殺虫剤でも撒けばいいんじゃねー?」 俺は教科書を立て眠る大勢に入る。 「はぁー、火炎放射機でもあればいいのになー……隼人さん先生来ましたよ!」 「わかったよ、zzz…」俺は早く家に帰りたいと思った。
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