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「んっ…もう夜か……はっ!?」俺はリビングのソファーから跳び起きた。
「あっ…おはようございます!ご主人様!先ほどは大変申し訳ありません。」彼女は赤面していた。
「ご主人様って、もしかして俺?」
彼女は軽く会釈をしながら「はい」と答えた。
プルルル!プルルル!俺の携帯が鳴った。
「もしもし?…あっ父さん!…一人じゃ心配だからメイドを付けるって!?別にいらねーよ!!じゃ切るぞ!」ピッ!俺は電話を切り、彼女に視線を送る。
「申し訳無いが俺は一人で大丈夫だから帰ってくれ」と言うと彼女は涙目になった。
別に泣くことは無いだろうといおうとした時メイドさんは話しはじめた。
「わ、私は少しでもご主人の役に立ちたいと思い、半日かけて、ロサンゼルスからきました…だけど…」
俺はなんて自分勝手なのだ。こんな可愛いメイドさんを自分の事情で追い出すとはそれにロサンゼルスって遠いだろうに。
「ごめん、俺が…」俺が謝ろうとした瞬間、彼女は立ち上がり話し始めた。
「分かりました!じゃ帰りまーす!」
「…えっ!?」
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