第一章:ご主人とメイドさん

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俺はリビングのソファーに座りながらキッチンで料理を作っているメイドさんを覗きながら考えた。 やっぱり可愛いなぁメイドさん。美人でポニーテールで…そういや名前聞いてないや。 「あのーメイドさん!」 「どうなさいましたご主人様?」 メイドさんは手を止めてリビングにきた。 「そういえば名前を聞いてなかったんだけど」 「あっ、自己紹介が遅くなってすいません。私は佐倉琴音といいます。今年で17になります。ロサンゼルスの神山吾郎さま(隼人の父)のもとでメイドの一人としてメイド長に教育を受けてきました。身長は162㌢で体重、その他は想像にまかせします、これくらいでよろしいですか?」 「あ、ありがとう。」 何かツッコミんだほうがいいかな。まぁいいか。 「私のことはメイドと呼んで下さって結構ですよ。ご主人様」 と笑顔で答えた。 「あっ俺のことは隼人でいいよ、同い年だろ」 「それはできません、メイドの鉄則で『様』と付けなければいけないので。そうでないとこの役が成り立ちません。」 真面目に反対された。 「わかった、ご主人様でも何でもいいよ」 メイドの鉄則?この役?どんな理由だよ。
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