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ここは…? 辺りを見回す… どうやら彼の家の近所のようだ。 しかし、どうも様子がおかしい。 町が明るい… 人もたくさん見かけ 普通に話で盛り上がっている。 疑問に思いながら少し歩く… その時、嫌な気配を感じた。 なんだ?と恐る恐るその気配のする方を見ると 一人の男がいた。 遠くて顔は見えないが、 何かをしているようだ。 悟られないよう近づく… ドクンドクン… 自分の鼓動かわかるくらい 緊張してるのがわかる。 いや、緊張なのか恐怖なのかもわからない。 とにかく、もの凄く嫌な気配に 今すぐ逃げ出したい。 だが、何故か あの男が何をしているのかを 確認しないといけない… 違う…確認しろと言われてる気がした。 男の近くに瓶とアイスピックらしきものが見えた。 その刹那! 「ばっ!」 男が振り向き目があった。 私は一心不乱にその場から逃げた。 捕まってはいけない。 やばい、やばすぎる… そう感じ、私は振りかえることなく走った。 追い掛けてきてるかさえ、わからない。 とにかく走った。
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