彼の地

3/3
前へ
/32ページ
次へ
久々ではあったが、 かわりばえしない土地であった為、 記憶をたよりに迷わず、 彼の家へと着いた。 チャイムを鳴らした。 「ピンポーン…」 周りが閑散してるからか、 外にも音が響き渡る… 「ピンポーン…」 留守なのかなと戸に手をやると 「ガラッ」 突然、戸が開いた。 「どちらさ…あら?もしかして ○○ちゃん?」 突然、戸が開いたことに ビックリしてたため、声が出せずうなずいた。 「まぁ、やっぱり。 遠いところよく来たね。」 と、笑顔で迎えてくれたが、 それとは裏腹にやはり暗さを読み取れた。 家にあがり、身内の方と 思い出話に盛り上がった。 そして… 私は切り出した…
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加