きっかけ

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私が小学生のある日、母は一人の男を家に連れて来た。 母 「由紀ちゃん、紹介するわね。今日から由紀ちゃんのお父さんになる人よ」 男 「初めまして由紀ちゃん。よろしくね」 幸せだった。 私は自分の本当のお父さんを知らない。 だからずっと、お母さんと2人きりで過ごしてきた。 友達にお父さんがいる事が凄く羨ましくて、お母さんに、この人を紹介された時、言葉では言い表せない位幸せだった事を今でも覚えてる。 でも、この幸せは長くはなかった…
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