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僕は…僕は、ただ御主人様の背中を撫でて声を掛けてあげる事しか出来ないんだ。
「……ありがとう、ファイ」
「ラルは、どこか悪いの?」
「………ん」
それだけ言って、御主人様はごまかすように笑った。
その後、僕と御主人様は一緒にお風呂に入った。
御主人様は僕の頭を洗ってくれて、僕は御主人様の背中を流した。
凄く白い肌で、でも僕よりたくましくて。
僕はどうして御主人様に選ばれたのかな?
気まぐれ…かな…?
「…ファイ」
「ラル寝るの?僕は床だよね」
「……一緒」
そう言って僕の手を握り大きなベットに二人で入った。
御主人様は僕を抱きしめるように寝てしまって、僕は夜行性だからしばらく眠れなかった。
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