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「……ぼ、くはゴホッ…本当は昨日死ぬ…はずだった」
「病気の…せいで?」
こくんと頷いた御主人様に僕は茫然とした。
じゃあどうして?
なんで僕を買ってくれたの?
今の御主人様の状態じゃもう助からないだろう、僕は最後まで話しを聞く事にした。
「ゴホッゴホッ…僕は一人で…死ぬのが嫌でゴホッペットショップに…いっ、た」
「…うん」
「……ファイは、一人で居た…ね。ゴホッに…てる気がし、たんだ」
僕も御主人様と話してて似てる気がしたよ、もう…もうわかったから。
息も絶え絶えな、僕の御主人様…一人じゃないから、だから…。
神様お願いです、御主人様の苦しみを何とかして…。
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