5.『狂愛』(蛇)

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  御主人様は私に部屋に戻るように言う、でもあのオバサンと二人きりになんてしておけないわ。 私は小さな蛇をオバサンのバッグに忍ばせた、もちろん…猛毒の蛇よ。 「ロザリーすまないね」 「いいえ御主人様、それでわ」 にこりと微笑み赤いドレスをひるがえしながら私は部屋を出た。 蛇にはちゃんと帰ってから殺すように言ってあるから、後は待つだけね。 あぁ、これで何回目かしら? 私は御主人様が大好き。 だから今の暮らしを守る為には何でもするわ、御主人様も殺人を揉み消してくれるし。 私はうっすらと微笑みながら自分の部屋のベットに横になった。 「…愛してるわ、御主人様」  
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