第二幕~序章~

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帝「分かった。じゃあ明後日行くか。」 明日は仕事がある。 いきなり中止にする事は出来ないからな。 明後日なら、大丈夫だろう。 零「うん。………もう、我慢しなくて良いんだよね? 帝が……欲しいんだ。」 そう言う零の瞳は誘うように揺れていて、色っぽい。 帝「良いのか?」 あんな事があった後だから無理していないかと心配になったが、大丈夫だったようだ。 零「うん。」 零は、穏やかに笑っていた。 それだけで、充分だった。 一度零の頭を撫で、深く口づける。 零「っん………んぁっ」 まだ深いキスに慣れていない零は、すぐに根を上げる。 顔を真っ赤にさせて息を乱す姿は、堪らなく欲情的だった。 帝「零は煽るのが上手いから困るな。」 これで素だと言うのだから、本当に質が悪い。 零「?…そうなの?」 ……………ほらな? 帝「あぁ。だが、それもお前らしい。」 そこら辺の女は計算し尽くされた動きしかしなかった。 だから零の反応が、嬉しくもある。 零「これが、本当の俺なのかもね。帝だから、素の俺でいられる。」 帝の側にいると、本当に安心出来るからと零は言った。 帝「あぁ、俺もだ。今日は、手加減してやれねぇ。」 流石にここまで煽られると限界ってもんだ。 俺はゆっくりと、零を布団に押し倒した。
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