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帝「分かった。じゃあ明後日行くか。」
明日は仕事がある。
いきなり中止にする事は出来ないからな。
明後日なら、大丈夫だろう。
零「うん。………もう、我慢しなくて良いんだよね? 帝が……欲しいんだ。」
そう言う零の瞳は誘うように揺れていて、色っぽい。
帝「良いのか?」
あんな事があった後だから無理していないかと心配になったが、大丈夫だったようだ。
零「うん。」
零は、穏やかに笑っていた。
それだけで、充分だった。
一度零の頭を撫で、深く口づける。
零「っん………んぁっ」
まだ深いキスに慣れていない零は、すぐに根を上げる。
顔を真っ赤にさせて息を乱す姿は、堪らなく欲情的だった。
帝「零は煽るのが上手いから困るな。」
これで素だと言うのだから、本当に質が悪い。
零「?…そうなの?」
……………ほらな?
帝「あぁ。だが、それもお前らしい。」
そこら辺の女は計算し尽くされた動きしかしなかった。
だから零の反応が、嬉しくもある。
零「これが、本当の俺なのかもね。帝だから、素の俺でいられる。」
帝の側にいると、本当に安心出来るからと零は言った。
帝「あぁ、俺もだ。今日は、手加減してやれねぇ。」
流石にここまで煽られると限界ってもんだ。
俺はゆっくりと、零を布団に押し倒した。
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