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火と情熱のない所に煙はたたぬ
あの退屈な天体観測が終わりを告げ、
夏休み中盤。
相変わらず、
わけのわからない部活のために毎日往復一時間以上自転車をこいでいる。
ここまでくると表彰もんだ。
そして現在部活の始まる前の時間なので、
部室で夏休みの宿題をしている。
「遅いですね、
夏希さん」
「あぁ、そうだな」
珍しく夏希はまだ来ていない。
コンコンッ
ノックの音に四人の注目はドアに集まった。
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