10668人が本棚に入れています
本棚に追加
/278ページ
173号線に入り
瑞穂峠を抜けた辺りで着信
もしもし!?
ムム
『電波
急に切れた
ど~しよ
まだついて来てる!』
今どこ歩いてる?
ムム
『嵯峨駅から家方向に向かってる』
じゃ
民家あるやろ!?
とにかくそこに飛び込め!
今そっちに向かってるから
ムム
『なんか叫んでる!!
ど~しよ
も~怖いよ!!』
だから!!
とにかく民家に飛び込めって!!!
ムム
『電気消えてるもん!』
………
じゃ
そのまま引き返らずに店に戻れるか?
ムム
『…うん!
多分!』
って言うか
叫べよ!!!
ほな相手も躊躇しよるやろ!?
ムム
『怖くて出来へん!』
………
じゃ…ちょっと待っててや
一旦切るぞ!
ムム
『嫌や!!
切らんといて!!!』
とにかくお前はそのまま歩き続けろ
すぐかけ直す!!!
こんな状況で半ば強引に電話を切ったのには考えがあった
嵯峨駅…
って事は家の近辺
アイツの実家の所在地は
京都市右京区…
管轄で言えば
右京警察になるはず
すかさず104にかけ右京警察の番号を聞く
そのまま右京警察に連絡をした
最初のコメントを投稿しよう!