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で結局……
夕方４時まで釣りっぱなしでの成果は
チヌ１匹
カワハギ１匹
タイ（極小サイズ）10匹程
なんか
よ～わからん魚数匹
でした
そんな甲斐あって
終始機嫌の悪いオトン
まぁ…
チヌのみ狙ってたらしぃんで
そして
帰りの道中…
早速目についたコンビニに寄り
ドライの500を買い込むオトン
それを飲み干してため息をつく
オトン
『ワシが使ってる竿
これからお前が使えや』
え？
なんで！？
オトン
『チヌ釣り用の立派な竿や』
いやいやいや…
たった１回の釣り上げぐらぃで
託さんといて！
そんな貴重な物！汗
オトン
『今日は釣れる思ってたんやけどなぁ
そろそろヤキ回ってきたのぉ……』
（メンタル弱っっ）
たまたまやろ
オトン
『せめて石鯛程度なら釣れる思ってたんやけどなぁ』
（石鯛に謝れ）
たまたまやろ
オトン
『アカン
来週も行こ！
やっぱり竿はまだ渡せれへんわ』
いやいやいや…
はなっから受け取るつもり無いけどね汗
オトン
『ほんで…
お前、今日の場所覚えとったか？』
え？
次行く時は迷わず行けるけど
オトン
『違う違う！
昔よく行ってたん覚えてたか？』
…あ～
なんとなく
小学３年とか４年ぐらいやろ？？
夏休みとかに行った覚えある
何回か
オトン
『ほ～…』
なんやねん
オトン
『余計な事ばっかり学習してる割には
覚えとるやんけ』
……
そらぁ～
覚えてるわそれぐらい
オトン
『この先
余計な事を覚えて上乗せしてもやな…
昔の事を忘れるような人間にはなるな
あと…
家族と
自分を慕ってくれる人間を裏切るような真似をすな！
どんな理由あろうとも
次また家空けるよ～な
しょ～もない事さらしたら殺すぞ…』
……は…はい
オトン
『…それだけや』
……わかった
オレ以上に回りくどい親父
これも親父流の優しさであり
親父流の不器用な愛情表現なのか……
齢60になるこの親父の息子として
オレはオレなりに
照れくさいながらも
心から感謝をした
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