市内

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あ~…… すみません… 爪楊枝… 借りていぃですか? 女A 『はい笑』 辰弥 『お! すんません!』 女B 『笑』 ……… 辰弥 『ちょっと!店員さん! ビール2つ!』 まだあるやん 辰弥 『いや そっちのお姉さんらに』 (なんやねんコイツ) 辰弥 『きっかけをありがとう…ボソッ』 は? 店員 『はい生中!』 辰弥 『オレから! つって隣に渡して』 オレが!? 辰弥 『早よ!!』 ……すみません ビールこれ 女A 『え? なんで?』 辰弥 『爪楊枝のお礼』 (何この強引さ 気持ち悪い) 女B 『え~! イィんですか??』 辰弥 『イィんですよ!』 (口の横に玉ねぎ付いてるぞ) 女B 『じゃぁ遠慮なく!笑』 辰弥 『ど~ぞど~ぞ』 ここぞとばかりに食い付く辰弥 面倒くさいホンマ 女B 『2人だけですかぁ?』 辰弥 『そやねん むさ苦しい男2人で寂しく飲んでんねん』 女B 『そ~なんや! 2人共市内?』 辰弥 『オレは市内やけど コイツは福知山』 女A 『福知山!? じゃぁ~ 夜久野って知ってます?』 夜久野? うん知ってる 女A 『仕事の先輩が結婚して 福知山の夜久野へ嫁行かはったから』 へぇ~ 辰弥 『仕事って… 2人供何してんの?』 女B 『ウチは会社の事務』 女A 『ウチは美容師』 辰弥 『オレは土木作業員』 (聞いてない) 女A 『そちらは?』 …会社員です はぁ…… 面倒くさい
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