10668人が本棚に入れています
本棚に追加
/278ページ
あ~……
すみません…
爪楊枝…
借りていぃですか?
女A
『はい笑』
辰弥
『お!
すんません!』
女B
『笑』
………
辰弥
『ちょっと!店員さん!
ビール2つ!』
まだあるやん
辰弥
『いや
そっちのお姉さんらに』
(なんやねんコイツ)
辰弥
『きっかけをありがとう…ボソッ』
は?
店員
『はい生中!』
辰弥
『オレから!
つって隣に渡して』
オレが!?
辰弥
『早よ!!』
……すみません
ビールこれ
女A
『え?
なんで?』
辰弥
『爪楊枝のお礼』
(何この強引さ
気持ち悪い)
女B
『え~!
イィんですか??』
辰弥
『イィんですよ!』
(口の横に玉ねぎ付いてるぞ)
女B
『じゃぁ遠慮なく!笑』
辰弥
『ど~ぞど~ぞ』
ここぞとばかりに食い付く辰弥
面倒くさいホンマ
女B
『2人だけですかぁ?』
辰弥
『そやねん
むさ苦しい男2人で寂しく飲んでんねん』
女B
『そ~なんや!
2人共市内?』
辰弥
『オレは市内やけど
コイツは福知山』
女A
『福知山!?
じゃぁ~
夜久野って知ってます?』
夜久野?
うん知ってる
女A
『仕事の先輩が結婚して
福知山の夜久野へ嫁行かはったから』
へぇ~
辰弥
『仕事って…
2人供何してんの?』
女B
『ウチは会社の事務』
女A
『ウチは美容師』
辰弥
『オレは土木作業員』
(聞いてない)
女A
『そちらは?』
…会社員です
はぁ……
面倒くさい
最初のコメントを投稿しよう!