襲撃

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『くそ・・・油断してたぜ邪公さんよぉ』 言葉を漏らすガイストに、邪公は唸りながら手に力をどんどん込めていく 『へ、力を込めればなんでも有りなんて思ったら大間違いだぜ?』 そう言うと、ガイストは不利な態勢から、右足で邪公の右足を素早く蹴った 『グガ!?』 邪公はバランスを崩した。バランスを崩した邪公が前のめりになったその瞬間、ガイストはもの凄い早さで、邪公の後ろを取った 『おぉ!!』 それを見た作業員の何人かが、思わず声を上げた 後ろを取られたことに気付いてない邪公は、顔を上げ、キョロキョロ前を見渡すが、少し先にいる俺達しか視界に入らなかった。そして、立ち上がり、俺達に矛先を変えたのか、急に唸り出した 『お前の獲物は、俺だろ?』 邪公が後ろを振り返った瞬間、ガイストは剣を横に振った 邪公の首から緑色の液体が噴き出した。声も上げず、邪公はゆっくり倒れた 『へ、酷い臭いだ』 剣を無造作に振り、付着した、微量の緑色の液体を飛び散らせた 剣を、背中越しの鞘に納め、溜め息をつきながら、俺達の元に歩いてきた
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