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『オスカル隊長、確か・・・バイオ公社行きリフトは今使用出来ないはずじゃあ』
ガイストは苦笑いをしながら聞いた
オスカル隊長は、歯並びが良く見える程にやけた
『ふふ、詳しいじゃないかガイスト君。だから君達には線路を歩いてもらうよ』
俺達はがっくりした、しかし、俺はふと思った
『隊長、もしかして・・・この任務って』
俺は分かったような口調で言った
『その通り、今回の任務は非常に機密性の高いものだ。従って、上官クラスの論議で出た結果が、2ndクラスの優秀で実績のあるレンジャーを二人選抜して、審査員付き添いの元で、見事高成績を収めれば1st昇進の称号を与える・・・
というものだ』
それを聞いた俺達は手を合わせ、はしゃいだ
『よっしゃあ!! 遂に、遂にこの時がやってきたー!!』
ガイストはハイテンションになり、ガッツポーズを何回も決めた
『パンパン』
オスカル隊長が手を叩いた
『はいはい、はしゃぐのはそこまで。審査員はあとで合流するよう手配してある。で、具体的な内容を話すと・・・
実は、先月、3rdレンジャーの調査部隊が、ディク廃棄集積庫の調査を行ったところ、未確認ディクの折れ曲がった謎の巨大な角を発見して、その巨大な角をラボの研究員に分析してもらったのだが・・・』
オスカル隊長は急に黙りこくってしまった
『オ、オスカル隊長?』
ガイストが様子を確かめるかように顔を覗きこんだ
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