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三日後の朝、かなりむつくれた顔をしたラスティアは、鏡台の前に座らされていた。
「あんのクソ親父…後でしばいてやる…クックックックッ」
黒い笑み全開で、後ろについた使用人はガタガタ震えている。
「ラ~ス~!!使用人が恐がってるでしょ!!ホラッ少しは笑って!!スマイル!!」
「ハ~イルーシー!!五月蝿いわよ。埋められたい?」
「あら?ずいぶんとまた今日はご立腹ね。」
ムカツク程の笑顔で話し掛けてきたのは、ラスティアの側近兼、二番隊副長をしているルーシーだ。
普段は流してしまうルーシーの軽口も、今日のラスティアにとっては我慢ならないものだった。
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