雨のち晴れ。

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例え叶わぬ祈りだったとしても 現実は酷だったとしても あの人だけは真実だったと信じたい いや、きっと 「そ、カ」 確かにそうだったのだ これも後付け、なのかねィ 「雨もやんだことだし、俺ァ行くとするわ」 そう聞いた神楽が軒下から顔を出すと、いつのまにか雲は散り、ムカつくほどの青が広がり、空は晴れわたっていた
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