52人が本棚に入れています
本棚に追加
京平side
‐2年前‐
『京平、お前高校どうする??』
「高校なんて決めるわけねーだろ!
まだ中2なんだから」
『だよな』
進学の事を話しながら廊下を歩いていると…
「泣くなって;;」
「だってぇぇ…グスッ」
目の前にカップルらしき二人が話していた
彼女と思われる女子は泣いている
『Σげっ…でたよ;』
ん??
なんでお前そんな反応すんだよ
このカップルの事知ってるのかな?
聞いてみよっ
「何あのカップル??」
『お前知らねーの!?
…有名な中3のバカップルだよ;;
毎日ずーっと一緒にいるんだ』
「へー」
「うぅ…グスン」
うわっ;…彼女泣いてるせいで顔がグチャグチャだ;;
「…ヒック…私が今の3倍頭がよければ…グスッ…巧と同じS高校に受験できたのに…グスン」
彼氏、巧っていうんだ
…って
ΣΣ…S高校!?
頭良すぎでしょ彼氏!!;;
「大丈夫だって!俺達は高校が別でも心は一緒だろ??」
「…コクン…」
なんか、まるで彼氏が留学しちゃうみたいな会話だな…ククッ
「休みの日めっちゃデートしようなっ!」
「うん!!!」
ドキッ
それから二人は手を繋いで教室に入っていった
彼女は笑顔で彼氏を観ていた
『今日もすごいラブラブだったなぁ:;;』
「…うん」
「…彼女、どこの高校に行くんだろ…」
『さぁ??…って……ΣΣえぇ??!!』
どうやら、俺は彼氏持ちの先輩に一目惚れをしてしまったそうだ
最初のコメントを投稿しよう!