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『明日自殺しようと思ってます!誰か一緒に死にませんか?』
『自殺仲間三人募集してます。』
『自殺します…』
ホームページ上にそういった類の書き込みが無数にある…。それを見ている一人の少年…。
「………!」
少年はマウスを止める。そこには、
『このサイトを運営してます¨JOKER¨と言います。来たる○月×日に20人くらいで集団自殺を計画してます♪参加したい方はその日に○○駅に10時に来て下さい。みんな待ってまーす(^O^)v』
「○月×日…」
少年はパソコンの電源をきった…。
○月×日。AM8:50
少年は身支度を終え、机の上に『遺書』と書かれた封筒を置いた。そして自分の部屋を後にした…。
「あ、雅君…。ご飯は?」
玄関で母親に呼び止められる。
「…いらない。」
「…どこか行くの?」
「…うん。…行ってきます…。」
「きよつけてね…あんまり遅くならないでね…」
「…」
母の最後の言葉に返事をせず、少年は玄関を出た。
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