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「あの、すみません。」
雅人は声をかける。
「?」
集団が一斉に雅人の方を見る。
「ネットで10時にここに…って…」
「ああ、仲間か…」
どうやら、この集団がそうらしい。確かに見た感じみんな生きる希望を失くした感じの顔をしている。そして─
○月×日AM10:00
「時間やな!」
と集団にいたひとりの男が急に元気良く喋りだす。
「改めておはようさん。俺が¨JOKER¨や。」
¨JOKER¨と名乗る男は話しを続ける。
「今からこの…1…2…3、45…23人でやりたいと思います♪」
雅人は、いよいよかと内心不安を残しつつ、改札口を通り、電車に乗った。
○月×日AM11:35
雅人達を乗せた電車は、目的地らしき場所の駅に止まった。
「じゃあ降りるよー。」
¨JOKER¨は元気にみんなに声をかけた。
そして駅から出るとそこは田んぼや山などの殺風景広がる田舎だった。
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