世界でイチバン……

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よく晴れた秋空の朝のこと。僕がいつものように靴箱の戸を開くと、一通の便箋がちょこんと置いてあった。 ピンクの可愛らしい便箋で、ただ僕の名前がポツンと小さな丸文字で書かれているだけで、差出人の名はなかった。 こっそり中を見ると、それは、生涯初の『ラブレター』というヤツで。舞い上がると同時に、困ってしまった自分がいた。
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