私立青騎士学園

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# 「みなさ~ん。こ~んにちは~。」 『こ~んにちは~。』 「うわっ。うるさっ。」 正直、この雰囲気にはついていけない。 校長の話(何事もガッツだという事を連呼していた。正直、よく分からなかった。)を香織との約束の為、寝ずに聞き、次の生徒会長の話はどういうのかと思いつつ、聞いていたらいきなり大声を出され、びっくりした。 なるほど、生徒会長としての力量は持っているという訳か。 「どうだ、彗平部長。あれがこの学園の生徒会長の朝風花(あさかぜはな)様だ。」 「朝風花?どういう人なんだ?」 「これだから平部長は。いいか。成績優秀。スポーツ万能。それにあの美しさ。投票率80%越えで、文句無しの生徒会長になった人物なのだよ。平部長。」 「・・・・・その呼び名、本当に気に入ったんだな。 ん?朝風といえば確か・・・・・。」 昔、香織の家のパーティーで遭った気が・・・・・。 少し人検索をかけるか。 「恋?ちょっといいか?」 『聞いていましたよ。こんな近くで話していられたら・・・・・。』 「そうだよな。」 俺の首にかかっていれば、すぐに聞こえるか。 『検索した所、朝風花さんはあの朝風家のお嬢様だという結果です。』 「・・・・・朝風家?ああ、あの風の有名な名家か。 ・・・・・なるほど。道理で見たことがあると思った訳だ。でも、あっちは覚えてないだろうな。」 『そうですね。一度、遭ったくらいでしょうからね。』 「どちらにせよ、早く終わってほしいな。」 『そうですね。』
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