プロローグ

1/1
前へ
/26ページ
次へ

プロローグ

 暖炉の前で一人の老婆が子供たちに囲まれていた。  年齢を感じさせない程力強く、透き通る声で一言一言丁寧に話し始めた。 「私は若い頃、ある女性と一緒に暮らしていたのよ。その人はとても不思議な力を持っていてね、私達はとても仲が良くて……  ウフフ、たまに恋人同士と間違われた事もあったわね。  今夜は、その人の話をしましょうね」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加