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「生まれ変わりとは言っても、全く別の人間だから、始めは流石に戸惑ったけれど、育てていくうちに愛情も湧いてきて本当の親子となっていったわ」
「零二って……あの零二叔父ちゃまの事?」
「そんなお歳には見えないよ?」
子供達は不思議そうに口々に疑問を投げかけた。
その言葉を聞きつつ、老婆は微笑み宥めるように囁いた。
「そのお話はまた次の機会にしましょう」
人差し指を口元に当てながらウインクをすると、子供達に寝るように促した。
「今夜はもう遅いわ。 続きはまた次の機会にね。
おやすみなさい」
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